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梅雨の時期はもちろん、登山時の防寒具としても重宝する「レインコート」。普段からレインコートには興味がなく、
- 100円均一のカッパで大丈夫!
- そもそも雨具に何千・何万円とお金をかけるなんて…
- とりあえず雨をしのげれば何でもいいよ
こう思っているかたも多いのではないでしょうか?私自身も特に「雨具に何万円もお金なんか出せない…」と考えていた一人です。
しかし最近のレインコートは
- 防水性・湿透性
- 撥水性
- 軽量化
上記のような高機能なレインコートが各社メーカーから発売されています。
今回は特に「軽量」に特化している、モンベルのレインコート「バーサライトジャケット」についてレビューしていきます。
- この記事を読めば
- ・100円均一のカッパで本当にいいのか…
・お金を出す価値があるんだな…
・「レインコートは何でもいい」というわけではないんだな…
こんなふうに考え方がきっと変わると思います。是非、レインコートの奥深さを知ってもらえるとうれしいです。
バーサライトジャケットの商品情報
まずはモンベルのバーサライトジャケットの商品情報について詳しくご紹介します。
メーカー名 | モンベル(mont-bell) |
商品名(品番) | バーサライトジャケット (品番:#1128592) (※海外販売モデルの「USバーサライトジャケット」 とは違いますのでご注意ください。) |
価格 | 16,060円(税込み) |
重量 | 134g |
カラー | ダークグレー イエロー ネイビー ブルー |
サイズ | S・M・L・XL |
収納時サイズ | 6×6×12㎝ |
耐水圧 | 30,000㎜以上 |
湿透性 | 43,000/㎡・24hrs |
バーサライトジャケットはセパレート(上着とズボンは別々)で「上着」部分になります。
バーサライトジャケットのおすすめポイント「3選」
次に、バーサライトジャケットのおすすめポイントを3つご紹介します。
とにかく「軽い」
バーサライトジャケットはとにかく「軽い」です。後述しますが収納もすごくコンパクトになるので、非常に使い勝手がよいです。重量は134gです。
コンパクトに収納可能
バーサライトジャケットはコンパクトに収納することが可能です。バックパックの外側のポケットに入れることができるので、雨が降ったときにはいちいちカバンの口を開けて中から取り出す、といったことが必要ありません。すぐに取り出すことができます。
しっかりと撥水してくれて、ジャケットの中へのしみ込み無し
3つ目のおすすめは「撥水力」です。下記の写真を見ていただければお分かりかと思いますが、しっかりと水玉が見えており撥水力は問題ありません。ジャケット内部へのしみ込みもほとんどありませんので、雨天時も安心して使用できます。
チェックポイント
購入後1年経過していますが、ご覧のとおりしっかり撥水してくれています。防水スプレーも使用していません!
バーサライトジャケットをコンパクトにたたむ方法
ここでバーサライトジャケットのたたみ方をご紹介します。
- ①前面のファスナーを閉じる
- ②背中部分を上にして袖を広げる
- ③(左右どちらでもいいので)袖を小さくたたんでいく
- ④逆の袖も上記③と同じようにたたんでいく
- ⑤腰側(下側)から上へ向かってクルクルと巻いていく
- ⑥(カバンなど)ポケットにしまう
バーサライトジャケットは本当に「蒸れない」のか?
バーサライトジャケットの素材には、ゴアテックス社製の「ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス」が使用されています。モンベルのホームページには以下のように記述があります。
寒風や寒気をシャットアウトする万全の防風性と、衣服内にこもった汗の水蒸気をすばやく放出する優れた透湿性を併せ持つ素材です。衣服内の暖かな空気を逃さず、内側をドライに保つことができるため、高い保温効果をもたらします。生地表面には耐久はっ水加工を施しています。
引用元:モンベルホームページ|オンラインショップ|クロージング|オールウエザー(雨具)|レインウェア|バーサライトジャケット|素材の特徴 より
「衣服内にこもった汗の水蒸気をすばやく放出する」という点が大事ですが、結論から言うと「少なからずジャケット内部には水蒸気がこもり、濡れていること」もあります。ただし、この点に関しては「個人差がかなりある」ということも強調しておきます。
チェックポイント
①内部のムレは「個人差」によるところが大きい
②ランニング・登山時やスポーツ観戦、通勤通学時の使用など「使うシーンの違い」でもムレの量は変わってくる
また、雨天時のランニング時にジャケット使用すれば、通勤通学時に使用する際と比較するとどうしても汗をかく量は多くなります。スポーツ観戦時の使用であればそんなに内部の蒸れは気になりませんでした。
バーサライトジャケットの「マイナスポイント」
ここではバーサライトジャケットのマイナスポイントについてご紹介します。
- 生地が薄く、鋭利なものにひっかかると破れやすい
- 二輪乗車時のレインコートとしての使用には向かない
私が考える代表的なマイナスポイントです。また気をつけるべきポイントも併せて以下でご紹介していきます。
生地が薄く、鋭利なものにひっかかかると破れやすい
軽量に一役買っている生地の「薄さ」ですが、一転「破れやすい」というデメリットもあります。転倒して地面に少しとがった石のあるところに生地がすれてしまうと、破れてしまうこともあります。極端に慎重になる必要はありませんが、「破れやすい」ということは頭の片隅にいれておきましょう。
チェックポイント
破れなくとも、強い圧力がかかると生地の表面が「黒く」なることもあります(防水湿透性には影響ありません)
二輪乗車時のレインコートとしての使用には向かない
私自身、雨天時のバイク(原付)乗車の際にはパーサライトジャケットを使用していますが、耐久性や運転中の快適さを考えると、バーサライトジャケットはバイクとの相性は少し悪いかもしれません。
バイク専用のウェア類は走行中の「バタつき」を抑える機能があります。バタついて衣類が体に打ち付けられると「疲労」につながるためです。短時間であればさほど影響はないかもしれませんが、長距離運転の際にはこの疲労が事故の原因になりかねず大変危険です。
バーサライトジャケットは二輪乗車時の使用を恐らく想定していないを思います。せいぜい自転車・原付あたりまでの使用でとどめておくほうがいいでしょう。
チェックポイント
二輪乗車時の使用は、走行中の「バタつき」の点からもあまり向きません
軽量でコンパクトに収納できるレインコート、バーサライトジャケット
しっかりと雨水をはじいてくれる「軽量」「コンパクトに収納可能」なレインコート、モンベルの「バーサライトジャケット」。
- わずか134gという軽さ
- コンパクトにたたむことが可能で、カバンのどこにでもスッと収納ができる
- 「ゴアテックス」素材でしっかりと撥水
二輪乗車時の使用はあまりおすすめできませんが、キャンプや登山などのアウトドア時、普段の通勤・通学時やスポーツ観戦時にバーサライトジャケットはおすすめです。非常にコンパクトに収納できるので、カバンに入れていても邪魔にはなりません!