キャンプ初心者・1人でも大丈夫!クロノスキャビンテントの組み立て方を解説
2022.10.16更新
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モンベルから発売されている「クロノスキャビン」テント。初心者にもおすすめのテントで、広さも「2型」から「4型」までラインナップされています。タープ機能も備えているので、コスト的にテントとタープを別々で購入するには厳しいな…という方に是非使っていただきたいテントです。
今回はクロノスキャビンシリーズテントの「組み立て方」を解説していきます。
チェックポイント
慣れてしまえば30分もあれば組み立てることができます!
クロノスキャビンの組み立て方
それでは、クロノスキャビンの組み立て方をご紹介します。
テント本体の設営
まずはテント本体から設営していきます。初めて広げたときは意外に大きくてびっくりするかもしれませんが、組み立てると程よい大きさになります。
・グラウンドシートもしくはブルーシートを広げる
テント本体を設営する前に、まずはグラウンドシートもしくはブルーシート(以下、シート)を敷きます。シートを敷くことで地面からの湿気、降雨時のテント内部への浸水を防ぐためです。また冬場であれば地面からの冷気を受け止めてくれますので、可能な限り敷くようにしましょう。
チェックポイント
このとき、シートはペグで仮固定して風で飛ばされないようにすることをおすすめします。
・地面に敷いたシート上にテント本体を広げる
次に地面に敷いたシートの上にテント本体を広げて置きます。このときシート上にはきっちりと置く必要はありません。だいたいの位置で大丈夫です。
このときテント本体を置く向きに注意が必要です。テント正面になる位置は、テント本体の各辺にある「ハトメ部分」のテープの色で判断します。グレーが正面になり、青色が後ろになりますので気をつけてください。
・広げて置いたテント本体の上にメインポールを置く
付属のメインポールをテント本体に重ねるように置きます。このメインポールは広げていくと「十字」になります。十字の真ん中を写真のようにテント中央に置いてください。
・テント本体のセンターフック2か所をメインポールに付ける
テント本体の真ん中に取り付け用のフックがあります。このフックをメインポール真ん中に2か所、写真のように取り付けてください。「パチッ」と簡単に取り付けることができます。
少し離れた位置から見た写真です。
・メインポールを1本ずつ起こしていく
いよいよポールを起こしていきます。メインポールをテント本体とグラウンドシートの四隅にあるそれぞれのテープの「外側」のハトメに差し込んでいきます。最初の1本を差し込んだだけでは、まだメインポールは起き上がらず少し浮いたような状態になります。
注意点
2人以上で設営するときは簡単にできますが、1人の時はポールを起こしていくことが最初の関門です。力が必要になりますが、折れる心配はありません。遠慮せずにポールを順に起こしていきます。
2本目のポールを差し込むと、グッと起き上がります。ここでのポイントは、1本目差し込んだポールと「対角線上」のポールを立てることです。
チェックポイント
メインポールを起こす際は、対角線上に起こしていくとやりやすいです。2本起こしただけでは、まだ不安定なのでテンポよく4本のメインポールを起こしていきましょう!
グッと起き上がったら、「外側」のハトメにメインポールを差し込みます。この作業を計4か所行うと、テントが起き上がります。
・立ち上げたメインポールにテント本体の残りのフックを取り付ける
メインポールを4か所のハトメに差し込んでテントを立てた状態です。一番最初にメインポールの十字部分のフック2か所とテント本体の真ん中を付けているのでこのように起き上がっています。この状態になれば、次はメインポール1辺に対して「3つ」のフックを取り付けていきます(黄色の丸部分)。このフックを4辺(計12か所)すべて取り付けるとテント本体がきれいに立ち上がります。
それぞれのポールにフックを付けていくと、「テンション」がかかり3本目や4本目のポールにフックを付けようとすると少し付けにくいかもしれません。その際は、力を入れてしっかりとポールとフックを近づけてから固定するようにしてください。
それぞれのポールにフックを取り付けていきます。まずはここまでがテント本体の設営についてです。
設営したテント本体にフライシートをセットしていく
テント本体が設営できたら次はフライシートをテント本体に被せていきます。フライシートも前後ありますので間違わないように被せていきます。
・前後間違えないようにフライシートをテント本体に上から被せる
フライシートのシルバー部分がタープになり、こちらが前になります。まずは上からバサッと被せていきます。
写真「左」が前になります。後ろまでフライシート被せてください。
・フライシート四隅についているフックをテント本体の四隅のゴムに引っかける
テント本体についてるゴムは伸縮性があるのでグッと伸ばしてフライシートのフックに引っかけます(計4か所)。その際、テント本体とフライシートのテープの色(グレーと青色)を合わせるようにします。
4か所とも写真のようにテント本体についてるテープ部分のゴムを伸ばしてフックに取り付けていきます。
・フライシート前面部にサブポールを差していく
写真部分にサブポールを入れていくことで前室部分が起き上がっていきます。この時、ポールはとにかく「押して」反対側から出てくるようにします。「引っ張って」はいけません。ポールが生地の中で伸びてしまうので必ず「押す」ことを心掛けてください。反対側までポールが出てしまえば、テント本体のポール受け(内側)に差し込みます。
↓拡大図↓
とにかく「引っ張らないこと」を心がけてください!
反対側にでてきたサブポールです。
出てきた左右それぞれのサブポールは、テント本体の隅のテープの内側のハトメに差し込みます。
左右のハトメにサブポールを差し込めば写真のようになります。ここまで来たらほぼ完成です!
・フライシートとポールをベルクロで固定する
フライシートをめくるとベルクロがあります。計8か所(1ポールにつき2か所×4本)ポールにベルクロを固定していきます。
チェックポイント
「ベルクロを付ける際にフライシートをめくる」とありますが、テント本体とフライシートは既にフックで固定してあります。フライシートの前後のジッパーを全開にしてください。全開にした部分をめくってベルクロを固定するようにしてください。
・各箇所ペグを打ち込んで「完成」
しっかりとフライシートをピンと張るようにして下さい。テント本体とフライシートに隙間がないと結露の原因にもなります。ペグダウン後は各箇所、張り綱を調整すれば完成です。
前室部分をペグダウンする際は、左右閉じた状態で行います。ペグダウンする部分は写真の丸部分です。間違ってしまうと、ひさしが設営できませんのでご注意ください。
なお、ペグダウンする際は標準で装備されているペグでも構いませんが、強度の面からおすすめができません。ペグを使用するのであれば、スノーピークの「ソリッドステーク」をおすすめします。詳しくは下記のご紹介していますのでご覧ください。
>>「どんな固い地面でも問題なし!スノーピーク『ソリッドステーク30』は最高のペグ」
※ひさしの設営方法
最後に、クロノスキャビンの特徴である「ひさし」部分の設営方法をご紹介します。特に難しい操作は必要ありません。簡単に設営できますので安心してください。
・閉じている前室のジッパーを2か所開ける
まず前室部分のジッパー2か所を開けます。
ひさし内側上部に3か所トグルがあります(逆光になっているのと隠れてしまっていて申し訳ありません)。この3か所のトグルとループを連結させます。
・ひさし用ポールを組み立て、前室先端のポール受けにポールを差し込む
ポールを固定するための張り綱をのちに取り付けますが、ここでは順番が非常に大切です。正しいセッティングは「ポールを立てるためのペグダウン」→「固定のための張り綱」の順番です。ポールに「固定のための張り綱」→「ポールを立てるためのペグダウン」の順でセットしてしまうと強風の際、前室部分がめくり上がってしまいます。順番は間違いないようにしてください。
チェックポイント
順番は、「ポールを立てるためのペグダウン」→「固定のための張り綱」です。
・張り綱をペグダウンし固定すれば完成
最後にペグダウンをすればひさしのできあがりです。タープの機能を備えたクロノスキャビン。このひさしの下にチェアを置いてひさしを避けて快適に過ごしましょう。
もし純正の張り綱では強度が不安、別に張り綱だけを買いたい人のために、張り綱の選びかたをご紹介している生地があります。ぜひ下記の記事を参考にしてください。
>>【これで解決!】タープに使う張り綱の「素材」「長さ」「太さ」を徹底解説!
まとめ
今回はクロノスキャビンの設営方法をご紹介しました。注意点をまとめると、
- テント本体の各辺のテープの色で前後が決まっている(グレーが前、青色が後ろ)
- テント本体のフックはメインポールにもれなくつける
- フライシート前室にサブポールを差し込む際は、とにかく「押す」ことを心がける(「引く」と中でポールが抜けてしまう…)
- ペグダウンする際は、フライシートをピンと張る(結露対策)
以上になります。事前に近所の公園などで設営練習しておくと、キャンプ当日スムーズに組み立てることができます。ぶっつけ本番での設営ははおすすめできません。慣れてしまえば30分程で設営できるようになりますので、是非参考していただけたらと思います。