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暑い日差しの中でキャンプ・バーベキューを楽しむ季節が終わると、今度は「たき火」をしたくなる涼しい季節になってきます。
- 必要な道具は?
- たき火って簡単にできるの?
- 何か気をつけたほうがいいことってあるの?
- 火の扱いが難しそうで不安だな…
たき火に関する疑問点や注意点について、初心者の方向けにお答えしていきます。たき火をしながらまったりと過ごす時間、最高ですよ。
たき火をする際の必要な道具
ここでは焚き火をするにあたっての必要な道具をご紹介します。
たき火台・たき火シート
まずは「たき火台」です。最近のキャンプ場は「直火」が禁止されているところがほとんどです。直火だと地面を傷めてしまうからです。たき火台は全国のキャンプ場でほぼ必須といってよいアイテムです。ただし、たき火台だけでは地面の保護には不十分です。必ず「たき火シート」をたき火台の下にセットするようにしてください。輻射熱によって地面を傷めてしまうため、たき火シートは「マナー」として必ず使用するようにしてください。
チェックポイント
芝生などの地面が焼けてしまうと、元通りになるまで「年単位」の時間がかかります。
どんな「たき火台」を買ったらいいかなという方には、ユニフレームの「ファイアグリル」というたき火台をおすすめします。バーベキューもできて、たき火もできる一石二鳥のアイテムです。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
一台二役!バーベキューも焚き火もできるコンロ、ユニフレーム【ファイアグリル】が優秀!
薪(まき)
次に「薪」が必要です。燃やすものがなければ「たき火」はできません。キャンプ場で薪を販売しているところもありますし、インターネットでも購入が可能です。購入する際には、焚き付けに適した「針葉樹」と、一度火が付くと火持ちの良い「広葉樹」がバランスよく入っている薪を選んでください。
針葉樹(しんようじゅ)…火付きがよく、着火時の使用に適しています。「ヒノキ」「マツ」が針葉樹の代表です。ただし、火付きは悪いです。
広葉樹(こうようじゅ)…長時間のたき火を楽しむには広葉樹が適しています。「ナラ」「サクラ」「クヌギ」が広葉樹の代表です。火持ちがよく、長時間燃えますが「火付きが悪い」ため、着火時の使用には向いていません。
針葉樹・広葉樹についての詳しい内容については、下記の記事で解説しています。
>>たき火に使うのは「針葉樹?」「広葉樹?」見分けかた・違いも解説!
手袋(耐熱性のあるもの)
高温の火を扱うので、耐熱性のある手袋も必要です。軍手やミトンでは役に立ちません。また薪を持つ際に、ささくれでケガすることも防いでくれます。可能であれば「肘から手」まで覆ってくれる長めの手袋がおすすめです。
チェックポイント
火の粉が飛んできても、長い手袋があれば安心ですよ!
着火剤と着火器具
たき火初心者の方は積極的に「着火剤」を使用しましょう。圧倒的に時間短縮になります。たき火の難しいところは、薪に火が付くまでに時間がかかる点です。その点で着火剤は非常に優秀です。また着火器具については、火口を伸ばせる器具がおすすめです。ライターでも可能ですが、着火剤から極力離れた点で火を付けるほうが安全です。
トング
火力が安定して火が強くなってくると「調整」することが必要になってきます。たき火の際、火の調整は薪を減らしたり増やしたりすることで行います。その際にはトングを使用して薪を動かします。耐熱手袋でも短時間であれば持つことも可能ですが、「より安全に」ということを考えるならば、「トング+手袋」が一番安全です。
初心者におすすめの「薪の組み方」
必要な道具が準備できたら、次は「薪の組み方」について考えます。今回は「井桁型」「ティピー型」「インディアン型」の3種類です。それぞれのメリット・デメリットもお伝えします。
定番の「井桁型」
簡単に組み立てることが可能で、火付きの早い「井桁型(いげたがた)」。「井」の字のように薪を組み立てていきます。薪と薪の間にほどよく「空間」ができ、そこから酸素が入り込んで勢いよく燃え上がります。ただし火付きが早いため、燃え尽きるのが早いです。そのため、長い時間燃やそうとすると薪の消費量が増えてしまうというデメリットがあります。
- 井桁型のメリット
- ①組み立てが簡単
②火付きが早く、勢いよく火が上がる
- 井桁型のデメリット
- ①組み立てる際の薪の使用本数が多くなる
②火持ちが悪く、薪の消費量が増加してしまう
高さのある火が出せる「ティピー型」
高さのある火を出したいときには「ティピー型」(合掌型ともいわれます)がおすすめです。まず着火剤をセットし、その周りに円錐状に薪を組み立てていきます。はじめは立たせるのが難しいですが、2本の薪を支え合わせるように立てかけ、その周りにも薪を立てかけます。火が安定してくると真っすぐな高い炎が見ることができます。
- ティピー型のメリット
- ①最初の組み立て時、少ない薪の量でセットできる
②初心者でも火が起こしやすく、また高い炎ができる
- 井桁型のデメリット
- ①組み立て方が少し難しくコツが必要。
②燃焼効果が高いので、薪の消費量が多くなる
③ある程度の時間が経過すると、真ん中から崩れてしまう
④調理に向かない
少ない薪で長時間楽しめる「インディアン型」
傘型ともいわれる「インディアン型」。薪を放射状に組んで並べていきます。火の高さは抑えられますが、長時間たき火を楽しむことが可能です。真ん中の薪が燃えてしまったら、中央に寄せてあげてください。
- インディアン型のメリット
- ①少ない薪の量で長時間のたき火が可能
②組み立て方もシンプルで簡単
- インディアン型のデメリット
- ①火の高さが抑えられるため迫力に欠ける
②明るさも井桁型・ティピー型にくらべて暗い
③「小さな」たき火台だと薪がはみ出してしまいセットできない
薪の具体的な組み方
今回は「井桁型」を例に解説していきたいと思います。
たき火台に着火剤をセットする
まずは、たき火台に着火剤をセットしましょう。割り箸など細い木材あれば焚き付け用として一緒にセットしてください。
着火剤を囲むように薪をセットする
着火剤の周囲を「井」の漢字の如く薪をセットしていきます。
バランスに注意しつつ積み上げすぎないように気を付ける
薪をバランスよく立てていきます。最初のうちは慣れないかもしれませんが、徐々にバランス感覚が分かるようになります。積み上げるときは酸素が通るように、すき間をあけて立てていくようにしてください。
組み立てたら着火剤に火を付ける
バランスよく薪を立てることができたら、ここで着火剤に火を付けます。火傷しないよう注意してください。また、手などが当たって組み立てた薪が崩れないようにも気を付けてください。
注意点
着火剤に火をつけたら少し様子を見ます。間違ってもここで火吹き棒・うちわで風を送り込むことはしないでください。我慢しましょう!
火が消えそうになったときだけ細い木材を入れて火力を安定させる
先ほど、着火剤に火を付けた直後は「風を送り込まない」とお伝えしました。しかし、本当に消えそうになったときは細い薪や枯葉などを入れて火が消えないようにすることは大切です。
チェックポイント
このときも一気に放り込むのではなく、少しずつ投入していくことを心がけてください。
あとは薪に火が付くのを待つ
着火剤に付けると勢いよく火が上がりますが、あくまで「着火剤」からの火です。いきなり薪に火が付くことはないので、しばらく待って様子を見てください。やはりこのときも「風は送り込まない」を心掛けてください。火が消えそうになったときのみ、枯葉などを投入するだけです。
たき火をする際の気をつけるポイント
たき火をする際の気を付けるポイントとして、下記にあげています。
- そもそも「直火」が禁止のキャンプ場があるため、「たき火台」は必須です。
- たき火をする際は、コントロールできる火の大きさにしてください。
- 地面保護のため、「たき火シート」の使用の徹底を。
- たき火台周辺に燃えやすいものは置かないで。テント周辺も要注意です。
- 湿気対策のため、薪は「地面に置かない」ように気をつけてください。
- たき火は必ず「燃やし尽くすこと」を心がけてください。(※)
(※)たき火をした後の薪を素早く消火する便利なアイテムに アルパインデザインの「火起こし器・火消し壺」です。
詳しくは下記で解説していますので気になる方は一度ご覧ください。
>>手軽かつ時間短縮に必須!アルパインデザイン【火起こし器・火消し壺】について
注意点
山火事になると大変です!小さく始めることを心がけてください!
火のコントロール方法
ここでは薪に火の付き始めから、安定してきた際の注意点について記載していきます。
まずは「小さく」はじめる
安定して火が燃えてくると楽しくなってきます。ここでどんどん火の中に薪などを入れていくと一気に火が上がります。少しずつ「育てる」ようにしてください。
火力を強くしたいと思ったら薪を少しずつ足す
このときも「一気に足す」のではなく、「少しずつ足す」がポイントです。
火が大きくなりすぎたら薪を減らせばOK
もし思っていたよりも火が大きくなっても慌てなくて大丈夫です。組んである薪を少し横にずらして減らせばOKです。温度が高温ですので「トング」を使用してください。
まとめ
今回は初心者の方に向けた「たき火」のやり方についてご紹介しました。
- たき火って難しいのかな?
- 火の扱い方に自信がないな…
- 上手にたき火できるかわからない…
このような考えがあって、いま一歩踏み出せない方にはぜひ勇気を出して「たき火」をしてほしいです。最初から上手にできる人はいません。文中にもあるように「小さく」始めればOKです。一度やってみると「ああ、たき火ってこんなものなんだ」と理解できて、2・3回とやっていくとだんだん楽しくなってきますよ。