たき火に使うのは「針葉樹？」「広葉樹？」見分けかた・違いも解説！

たき火に使う「薪」の種類。主に「針葉樹」「広葉樹」の2種類があります。しかし、

こんな疑問をお持ちのかたも多くいらっしゃることと思います。今回は、「針葉樹」「広葉樹」についての説明と見分けかたをご紹介いたします。今回の記事を読んで、たき火の薪選びの参考になれば幸いです。

たき火に使う「針葉樹」「広葉樹」の違いは？

まずは、「針葉樹」「広葉樹」の違いについてご紹介します。

焚き付けに便利！すぐに燃えるのが「針葉樹」

まずは薪に火が付かないことには始まりません。しかし、たき火をしたことのない方にはイメージしづらいかもしれませんが、意外と薪に火はつきにくいものです。そこで、まずは燃えやすい特徴である「針葉樹」を焚き付けに使用します。最初に勢いよく燃やし始め薪全体に火が回るようにします。

しかし、火付きが良く燃えやすい反面、燃焼時間は短めです。これらの特徴からも「針葉樹」は焚き付けに使うのがベストです。

針葉樹には「スギ」「ヒノキ」「マツ」がある

針葉樹には「スギ」「ヒノキ」「マツ」があります。先に述べたとおり、「燃えやすい」特徴があるため焚き付けに使うことをおすすめします。

火付きは悪いが、火が付けば長く燃え続ける「広葉樹」

続いて「広葉樹」についてご紹介します。広葉樹は火付きがよくありません。そのため、焚き付けには向きませんが、一度火が付くと「長く燃え続ける」という特徴があります。

ある程度、火が安定してきた時点で「広葉樹」を投入すれば、より長くたき火を楽しむことが可能です。

広葉樹には「サクラ」「ケヤキ」「ブナ」「ナラ」などがある

ずばり、広葉樹には「サクラ」「ケヤキ」「ブナ」「ナラ」などがあります。見極め方については次の章でご案内いたします。

「針葉樹」「広葉樹」の見分けかた

ここでは「針葉樹」「広葉樹」の見分けかたをご紹介します。

見極め方①ごつごつしてるほうが「広葉樹」

最初の見極め方として、比較的ごつごつしているほうが「広葉樹」になります。対して、針葉樹は「なめらかな」断面図になっています。

上記写真を見ていただくと分かりますが、右の針葉樹よりも左の広葉樹の方が「ごつごつ」しています。見極める1つの方法になります。

見極め方②斧やナイフで簡単に割ることができれば「針葉樹」

針葉樹は広葉樹に比べて「軽く」「柔らかい」ため、ナイフなどで簡単に割ることができます。

見極め方③断面図をみて年輪がはっきりしないものは「針葉樹」

お店で販売されている薪は、ほとんどが割られた状態で販売されています。そこで、断面図を見ることでの針葉樹と広葉樹の見極めることが可能です。

右側の「針葉樹」の断面は「はっきり」と年輪が確認できます。一方、左側の「広葉樹」は少し不鮮明になっています。この点も見分けるポイントの一つになります。

針葉樹？広葉樹？迷ったときに思い出すための覚え方！

これまで針葉樹・広葉樹の違いや見極め方をご紹介してきましたが、いざというときに忘れてしまっては困りますよね。

針葉樹・広葉樹か迷ってしまったときに思い出すための「覚え方」をお教えします。私はこれで覚えるようにしましたので、参考にしてみてください。

焚き付けには「針」のように細い針葉樹を使う！

焚き付けに使う薪で、針葉樹か広葉樹のどちらか迷ってしまった・忘れてしまった場合は「針」のように細い針葉樹、と思い出してください。

長時間の燃焼時間には「広い」面積の「広葉樹」

別パターンの覚え方もご紹介いたします。長く燃やすには針葉樹か広葉樹のどっちだったかな、と迷ったときには「広い」面積の「広葉樹」で長く燃やそう、で思い出してください。

まとめ

今回は、「針葉樹」と「広葉樹」の違い・見分け方をご紹介しました。パッと見ただけではどちらの薪か見極めるのは、なかなか難しいです。

再度、「針葉樹」「広葉樹」について確認しましょう。

	針葉樹	広葉樹
火の着きやすさ	早い	遅い
燃焼時間の長さ	短い	長い
価格	安い	高い
重さ	軽い	重い
覚え方	焚き付けには「針」のように 細い「針葉樹」を使う	長時間の燃焼には「広い」面積の 「広葉樹」で長く燃やす

「広葉樹」がほとんど「△」となっていますが、これは針葉樹よりも劣っているというわけではありません。針葉樹・広葉樹それぞれに特徴があります。

上手に針葉樹と広葉樹を使って、たき火を楽しんでください。